お仕事お疲れ様です。係長です。
先日、岡山県笠岡市にあるカブトガニ博物館へ行ってきました。生きた化石と言われる「カブトガニ」とはどんな生物なのか?小さいけど良く似た生物を田んぼで見たことがあるけど同じなのか?など検証していきましょう!
生きた化石カブトガニとは?
4億年以上の古生代からその姿がほとんど変えず、「生きた化石」として代表的な生物です。日本では環境汚染によってその個体数を激変させており、環境省の保護動物の中でレッドリスト(絶滅危惧種)に指定されています。また、その生態が生物の進化の謎の一端を解明することに繋がるとして、一部の地方に棲むものは天然記念物にも指定されています。
見た目はカニに似ているので甲殻類と思われがちですが、クモやサソリと同じ鋏角類となります。日本での生息地は、瀬戸内海の本州沿岸の一部と九州の一部の干潟や海岸で生息が確認されています。
4億年も前から姿をほとんど変えず今もなお生息しているってすごいですよね、何かロマンを感じるのは私だけでしょうか。
カブトガニの動画がありました、動いているところは結構気持ち悪いです。
カブトガニ博物館をご紹介!
入館料
一般:520円(420円)
高校生: 310円(260円)
市外の小・中学生: 210円(150円)
* ( )内は20名以上の団体入館料
2018年7月20日(金曜)から9月30日(日曜)までの期間、特別展示が開催されており特別展示開催期間中は、以下の料金を変更されています。
カブトガニだけでなく、生きた化石としてカニや深海魚シーラカンスなどの剥製が展示されています。
大水槽では、カブトガニ達が元気に泳いでいました!意外ですが、良く動くんです!
カブトガニどアップ!ヘルメットみたいです。
初公開!カブトガニの裏側!ハート型!?
外の公園には、恐竜も数体います。子供は喜ぶと思います。岡山へお越しの際は、ぜひカブトガニ博物館へお越しください。
子供の頃良く見た「カブトエビ」との違いは??
夏場6月〜7月に田んぼで大量発生するカブトエビ。生きた化石カブトガニと良く似ていますが全く違う生き物です。
カブトエビは、ミジンコに近いより原始的な甲殻類です。クモやサソリの仲間に近いカブトガニとは大きく異なる点です。サイズもまったく違います。80cmに達する個体もいるカブトガニに対し、カブトエビはせいぜい5cmくらいまでしか成長しません。成熟して産卵を始めるようになるまで15年もかかるカブトガニに対し、カブトエビはとても短命で寿命は50日間ほどです。
どちらも数億年前からほとんど姿を変えていない「生きた化石」という点では同じです。夏休みも後わずか、ロマンの詰まった生物たちを学んでみるのも良いですね。